九州インプラント研究会 第6回(9月) 受講感想文
第30期生 林英佑 (熊本、林歯科医院)
加来 敏男 先生
加来先生はガイドサージュリーについてお話しいただきました。
ガイドの作製など基本的なお話だけでなく、実際のガイドの使用方法や使用時の注意事項など、多くの症例を経験されてる加来先生だからこそ聞けるお話が多くありました。
あらめてガイドサージュリーの重要性を実感することができました。ありがとうございました。
林 揚春 先生
林先生は上顎大臼歯部と審美領域における抜歯即時埋入のお話をしていただきました。
これまで私自身は抜歯即時埋入について未経験だったため疑心暗鬼していましたが、林先生の長年の臨床経験とエビデンスを聞かせていただき、有効性の高い治療法だと認識できました。
またISQ値測定器など客観的な情報をこれまで計測せずにテンポラリー装着してたので、その重要性にも再認識できたお話しでした。ありがとうございました。
竹田 博文 先生
竹田先生はアンキロスインプラントシステムについてお話しいただきました。
アバットメント接合部についてわかりやすくご説明いただいたので、プラットフォームスイッチングとコニカルコネクターの優位性について再認識することができました。ありがとうございました。
小宮山 彌太郎 先生
小宮山先生は、インプラントの歴史から機械仕上げの長期症例、そして歯科医療倫理など幅広い分野をお話しいただきました。
とっても印象的だった小宮山先生のお言葉に、「患者からの目先の感謝だけでなく、20年30年あるいはそれ以上喜ばれる道を選びませんか」があります。臨床において、患者さんが希望された治療と私が最善と思う治療に乖離がみられることがたまにあり、この結果が正しかったのだろうかと自問自答する時がありましたが、先生のお言葉で再認識できました。ありがとうございました。
勝山 英明 先生
勝山先生は現代の歯科治療のデジタル化のお話から始まり、インプラント埋入のための組織増生についてお話しいただきました。
ご講演の中では重度な骨造成症例を見させていただき、適切な位置に適切な骨補填材で組織増生を行うことの大切さを学びました。
そのためにも、今一度 適切な骨補填材を学ぶべきだと思いました。ありがとうございました。
九州インプラント研究会 第6回 感想文
第30期生 石山凜 (鹿児島市、医療法人篤志会さこだ歯科)
「ストローマンガイドサージェリーの臨床」 加来 敏男先生
インプラントの長期安定に必要な事の1つとして理想的な埋入ポジションがあります。
理想的な埋入ポジションを得るためにはガイドサージェリーが必要であり、信頼できるドリルガイドを作成するためには①信頼できるCTデータ②正確なSTLデータ③CTデータとSTLデータの完璧なマッチングが大事であるという事も学びました。
また、ガイドで埋入する際も骨の形態に注意しなければ位置がずれてしまうという事もお聞きしました。
講義では実際にドリルガイドを作成する手順を見させていただき、作成の際の注意点などを踏まえながら講義を受けることが出来ました。
貴重な講義有難うございました。
「抜歯即時埋入、即時荷重の臨床」 林 揚春先生
インプラントの抜歯即時埋入では初期固定を得ることが重要である。
上顎の大臼歯部では垂直的骨量が不足している場合が多いため、そこをカバーするために近遠心的に固定を得る、エクストラワイドインプラントを使用するという事でした。
グラフトレスで行うため、治療期間も短く患者様の負担も減り、術後合併症のリスクも減るという事でした。
患者様の負担を考えるとエクストラワイドインプラントは非常に有用だと思いました。
その他にも抜歯即時埋入に不向きな症例なども教えていただきこれからの普段の診療に役立てていきたいと思います。
貴重な講義有難うございました。
「アンキロスインプラントシステムの基本と臨床」 竹田 博文先生
アンキロスインプラントシステムについての基本から臨床における内容まで詳しく説明してくれました。歯槽粘膜が薄い場合においてのインプラント埋入で起こりうるリスクやその対処法まで詳しく学ばせていただきました。今後の臨床にも活かしていきたいと思います。
貴重な講義有難うございました。
「ブローネマルクインプラントの基本と臨床」 小宮山 彌太郎 先生
ブローネマルクが発見したオッセオインテグレーションから初めての臨床に至るまでの過程等インプラントの歴史を学びつつ、患者様に対する診療姿勢や向き合い方についても学ぶことが出来、今後の診療に対する向き合い方を再度考えるきっかけになりました。
その他インプラント治療における問題点やそれを引き起こさないための注意点を学ばせていただきました。今後の診療にも活かしていきたいと思います。
貴重な講義有難うございました。
「インプラント適応症拡大のための組織増生」 勝山英明先生
今回はインプラントの組織増生や骨造成について学ばしてもらいました。
上顎前歯部の骨が非薄な部分への自家骨移植の症例などを解説していただきながらの講義でした。実際の臨床でもそういった骨が非薄な患者様を見かけるので今回の講義を活かして今後も研鑽していきたいと思います。
貴重な講義有難うございました。
九州インプラント研究会第30期
隈本直人 (鹿児島市、医療法人篤志会さこだ歯科)
加来敏男先生(ストローマンガイドサージェリーの臨床)
インプラントの長期安定のために必要なポイントについて、理想的なポジションでの埋入を行う必要があり、CT撮影やガイド製作などについて実際の症例とシュミレーションソフトの利用を通して説明して頂きました。
また、インプラントの精度向上のためガイドを安定化させる上での注意点などに関しても基本的なことから応用的な内容まで学習することができ、今後の診療、ガイド製作にも生かせるようたいと思います。
林揚春先生(抜歯即時埋入、即時荷重の臨床)
大臼歯部、審美領域の抜歯即時埋入についてエビデンスと豊富な経験をもとに非常に刺激的な講義をして頂きました。これまでならGBR、サイナスフロアエレベーションを行い、期間を置いてインプラント治療を試みると考えていたような症例に関してExtra wide ImplantやRMTを活用し患者の負担を限りなく軽減し、治療を終えており驚きの連続でした。患者の負担を第一優先に考えて適切な治療を行うことの大切さと、これまで当たり前と思って行なっていたインプラント治療の計画や手技について改めて考え直すことができました。
竹田博文先生(アンキロスインプラントシステムの基本と臨床)
プラットフォームシフティング、コニカルコネクターという特徴を持つANKYLOSシステムについて周囲骨の変化や軟組織増加のためのアプローチ、埋入、補綴の流れも学習することができました。これまであまり馴染みのないアンキロスインプラントシステムであったが、今回の講義をきっかけにその特徴、他のインプラントにも生かせる知識を身につけて理解を深められるようにしたいと思います。
小宮山彌太郎先生(ブローネマルクインプラントの基本と臨床)
長期間にわたり優れた予知性のインプラント治療を行い、患者との良好な関係を築くための要点について詳しく講義して頂きました。あらゆる知識に関して、鵜呑みにするだけでなく自分で考えて情報を取捨選択することと、過去の研究や先生方の経験から注意しなければならないポイントやアドバイスをしっかりと受け止めて今後に活かせればと思います。そして治療の目的は何かということを常に考えながら日々の診療に取り組みたいと思います。
勝山英明先生(インプラント適応症拡大のための組織増生)
世界と比較すると日本のインプラント普及率は低く、専門性の欠如が問題となっているという問題点から、専門医が対応している組織増生が必要な症例の実際やオペ前のリスク評価などについて詳しく学ばせて頂きました。術前の準備、治療計画、経験が重要であると改めて感じました。専門性を持った歯科医師になれるように自己研鑽を積みたいと思います。
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