KIRG初回を終えて
宇治歯科医院 有永 誠
平成30年度KIRG100時間コース初日は、私の母校でもある福岡歯科大学インプラント科で以前教授をされていた松浦正朗教授による口腔インプラント学概論、歴史、表面性状についてでした。正直、大学を卒業してから、このようなインプラントの基礎について学ばせていただいたのは初めてだったので、様々なインプラントの種類・実際の写真・インプラントのシステムについて改めて学ぶことができました。
続いて阿部伸一先生によるインプラント解剖学についてお話しいただき、ここでは、インプラントに限らず普段診療室でも行っている、抜歯などの外科処置においても起こり得るトラブルについて学ぶことができ大変勉強になった反面、出血などにたいする恐怖も感じました。
この日最後の講義は、またも母校でお世話になった湯浅賢治先生による「インプラント診療における画像診断について」でした。普段から多用しているデンタル、パノラマ、そして歯科用CTの読影について学び、それと同時に被曝に対する危機感というものが薄れていることも感じさせられました。
二日目は和泉先生による天然歯とインプラントの相違についてお話しいただき歯周組織の基礎について改めてまなばせていただきました。続いて井上富雄先生からインプラントの生理学について学ばせていただきました。生理学というよりも噛めるということが人間にとってどれだけ大切なのかということを再確認させられたような気がしました。澤瀬先生からはプレゼンテーションにおいての資料集めや情報収集についてを学ぶことができ最後には原俊治先生による解剖学を学ぶことができ1日目の阿部伸一先生の講義の復習にもなるような診療に不可欠な解剖学についてお話しを頂き大変充実した二日間となりました。
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第24期第1回九州インプラント研究会認定講習会を終えて
24期受講生 藤原 崇
平成30年4月21日より、九州インプラント研究会の認定講習会に参加させていただきました。
開講式では、伊東先生はじめ、先生方のお話しを聞かせていただきました。今日から受講するにあたっての心持から事務的なこと、いろいろなことをご指導いただき、それとともに、皆様優しく気さくなお人柄がよくわかり、とても安心しました。
第1回は、解剖学、生理学などの基礎分野から、インプラントの性状、画像診断、専門医制度についてのなど様々な分野の講義を拝聴することができました。
松浦先生の講義では、様々なインプラントの種類から失敗症例など普段診れないようなものまで見ることができ、衝撃的でした。もし他院でインプラントをしたトラブル患者が来院した時の診断の助けになりそうです。
阿部先生の講義では、インプラントに関わらず、総合的に顎関節まで考えた解剖学を学ぶことができました。
湯浅先生の講義の被曝に対しての警鐘は、今まであまり意識してなかったですが、患者様の立場に立って正しい医療を提供しなければならないと反省致しました。
和泉先生の講義では、インプラントのメンテナンスに不可欠な歯周組織について、ロジカルにわかりやすく説明頂き、理解することができました。キーストーンについて初めて聞きましたが、早く臨床にいかされるとよいなと思いました。
井上先生は、学生時代の恩師で、久々の再開で嬉しかったです。学生時代に習った時に比べ、大事な内容を学んでいたと再認識させていただきました。
澤瀬先生の講義では専修医試験に向けて、具体的に重要なお話が聞けました。今回の感想文の参考にもなりました。
原先生の講義では、インプラントオペや外科に直結する話で、オペに慣れていない私にはとても身になる話でした。
初日研修終了後には、ウェルカムパーティーを開催していただき、受講生の方、先生、事務の方などたくさんの方とお話する機会もあり、気さくにお酒を飲みながら楽しい時間を過ごすことができました。先生方、事務局の方ありがとうございました。